砂糖、果物が花粉症の原因(AWさん)

2010.3.9

 

マクロビオティックという言葉を意識したのは5年ほど前。

漠然と興味を持ちましたが、陰陽という慣れない言葉。有機、無農薬のものとしきりに記

してあることで、なかなか取り組めずにおりました。

また、当時実践していた同僚と一緒に食事をすることがとても難しく、一度は興味を抱いたものの、次第に違和感すら覚えるようになっていました。

 

再びマクロビオティックに興味を抱いたのは、「ハッピーマクロビオティック」の中で、花粉症は砂糖と果物を止めれば改善する。という一節に出合った時です。

授乳中で薬を飲めなかったため、とにかく実行してみたところ、3日ほどで症状が和らぎ、その年は随分と楽に過ごすことができました。

レシピを覚えるというよりも、読み物として読み進めたところ、以前マクロに対して抱いた違和感を払拭するような言葉が、そこここに溢れており、自分が探していた考えだと感じました。

 

有機、無農薬ということにとらわれず、旬のものを丸ごとありがたくいただきましょう。

 

「あぁ、これだ」と、思いました。

 

もう一つ、マクロに興味を抱いたのは当時1歳だった娘の食にまつわるあれこれです。

いわゆる離乳食を全く食べない子でした。

食べるのは普通に炊いた白米、うどんばかり。少しの煮た大根やかぶ、ぬかづけ。味噌汁。

あまりに長い期間同じものしか食べないので、心配になっていろいろ試しても駄目でした。

特に、果物、甘いもの、肉魚は見せるだけで拒否することもありました。

 

そうした中で読んだ母乳育児の本で書かれている、お母さんが食べると良質の母乳が出る、とされている食事法が、マクロビオティックととても近いものであったこと。

そしてよい母乳を飲んだ子が、その後好んで食べるものが、娘の食するものとほとんど同じであったこと。

 

食事療法の知識など何も持たない赤子が、自然と選んだ食物や食べ方が非常に身体に良いものであったことが、本当に興味深く、より深く知りたいという気持ちになりました。

また、食を通じての健康を強く意識するようになりました。

それまで、自分にとって、健康を考えることはダイエットとイコールであったような気がします。それが、本当の意味での健康って何?と考えるようになりました。

 

栄養を数値でばかり表現し、足し算のごとく膨大な栄養素を摂らねばならないような、昨今の栄養学に、強い違和感とやみくもなプレッシャーを感じていました。それが、マクロを知ることで、そういう足し算のような考えから開放されて、とても気が楽になりました。

 

私自身の健康状態においては、時折、どうしようもないだるさ。夢の中で、走りたいのに一向に進むことができず、もがいているようなだるさを時折感じること。不眠。冷え、胃腸の痛み。軽いアトピーなどがありました。

また、主人は皮膚疾患を長年患っており、どのような治療法も大きな効果がみられなかったため、治療ではなく、生活改善が必要なことを感じていました。

 

そこで教室に通うことを決めました。

 

《2009.2》

教室に通う前から玄米を食べるようになりますが、玄米の炊き方が上手くなく、100回噛むことを実践するのが難しいような状態になってしまっていました。

そのためか、乳腺炎になってしまいました。

助産師さんにその話をすると、玄米でプチマクロをして乳腺炎になる方が他にもいらっしゃるとのこと。食べ方も大事な要素なのだと痛感しました。

 

乳腺炎になるのが怖いため、玄米と白米を交互に食べるように調整しつつも、玄米を食べるように心がけて2週間ほど経つと、本当に臭いオナラが一日中出続ける日々がしばらく続きました。おかしくて笑ってしまうくらい。※1

 

きんぴらごぼうやけんちん汁を作ってみました。ごぼうを15分間じっくり炒める。きり方や、入れる順番を守って丁寧に作る。それらを実行すると、砂糖やみりんなどを使わなくても野菜の甘味を十分に感じることができることがわかり、お料理がとても奥深い、楽しいものに感じました。元々、料理は好きで、得意な方だと思っていましたが、今まで自分は、なんと雑に料理をしてきたのだろうかと感じるほどでした。

 

また、小豆かぼちゃは、食べると本当に甘いものを食べたい衝動が抑えられました。

 

 

4月》

教室に通い始める。

 

これまでもハッピーのレシピで玄米を炊いていたつもりでしたが、塩を入れることや、半日以上水に浸さなくて良いことなど、見落としていた箇所、既成概念で勝手な理解をしていた箇所があることに気がつきました。

そしてレシピ通りに炊いた玄米の美味しかったこと。

これなら100回噛んで、美味しくいただくことができました。

 

包丁の持ち方が自己流で間違っていたことをご指摘いただき。最初は慣れ親しんだやり方を直すのが大変でしたが、教えていただいたやり方の方が上手に切れることがわかりました。

 

朝食:ほとんど摂らず、梅生番茶か薬草茶かタンポポコーヒー

昼食:娘と一緒に白米と納豆や軽いおかず。もしくはうどんなどの麺類。

夕食:玄米に雑穀を加えたもの(きび、黒米、黒豆、小豆、はと麦など)とけんちん汁、きんぴらなど野菜中心のレシピ。

 

家での食事はこのような感じで、時折パスタやパンなどを食べていました。

 

 

《5月》

●時折、ものすごくだるさを感じる。ただの怠けたいというのとは明らかに違う感覚。※2

●吹き出物が出始める。

思春期ですら赤く腫れたニキビができたことがなかったのに、ほっぺたや髪の生え際、頭皮に吹き出物ができ、治ってはでき、治ってはできを繰り返す。

 

月1回で通っていたため、レパートリーが増えず、ハッピーのレシピからはけんちん汁ばかりを繰り返し作っていました。

 

我が家では元々、乳製品は大好物でしたが、肉、魚はあまり食していなかったため、主人も特に文句を言うことはありませんでした。玄米も美味しいと言って食べてくれていますが、おかずが少ないと寂しそうにするため、他のマクロの料理本も併用して、野菜の美味しい料理のレパートリーを増やすようにしていました。

 

 

《6月》

●時折、外食などをして肉、魚を多く摂った後は、臭いオナラが出る。

●吹き出物は引き続き出ている。更に、そばかすが濃くなったように感じる。※3

 

食べたものを記録してみました。すると、控えていると思っていた甘いものを、実はほぼ毎日何かしら食していることに気がつきました。※4

甘いものを極力買わずに過ごしていたはずなので、少しショックを受けました。

食べていた甘いものは、ほとんど全てもらい物。

このことを先生に相談すると、甘いものをもらったら、すぐに人にあげてしまって、家に置かないようにすると良いわよとアドバイスをいただきました。※5

 

《7月》

●吹き出物がおでこ、特に眉間辺りに集中してできるようになる。

●朝早く目覚め、すぐに動けるようになる。

●夜も寝つきが良くなる。

 

甘いものをもらわない。もらっても人に差し上げる。

これを実践したところ、随分と甘いものを摂ることを自分自身でコントロールできるようになりました。甘いものが食べたい時には、ドライフルーツを使ったオカラクッキーを作るようになりました。

また、単純に口寂しい時には、かぼちゃの種やナッツ類を食べると落ち着きます。

娘もそういったナッツ類が好きになり、かぼちゃの種を乾燥させて剥いてあげると、剥いた傍から食べていました。種を剥くのはなかなか大変ですが、その時間もとても楽しい時間です。

 

《8月》

友人の仕事などを手伝うなど、食事のコントロールが利かなくなる日々が続く。

●臭いオナラが再びでるようになる。

●眉間辺りの吹き出物が、全く治らない。

●暑さもあってか、玄米を食べたいという気が起こらない日が多くなる。

せめて、白米でも、主食をたくさん食べるように心がける。

 

 

 

☆吹き出物があまりに治らないため、プチ断食を決行

1日目                                                                                                                                  

食べないとなったら、意外と割り切って、食に興味が向かないでいられる。

●深夜から次第に貧血のようなだるさを感じる。

 

2日目

●だるい。動けない。くらくらする。

ほぼ一日中寝て過ごす。途中で断念すべき?と思うほど辛い。

梅生番茶、温かいものを飲むと症状が和らぐことがわかる。※6

 

3日目

●舌の奥と、口の中から喉にかけて腫れたようなヒリヒリ感を感じる。

●口内炎が5,6個できる。

昨日のだるい症状はほとんどなく、元気になる。

味噌汁とはこんなに美味しいものであったかと、いちいち感動する。※7

少しでもものを食べてよいことが嬉しい。

 

4日目

●口の中のヒリヒリは感じるが、口内炎はほとんど治ってしまった。

 

5日目

●吹き出物は出たままだが、少し小さくなった。顔色が良くなったように感じる。

●体重が2キロ減る。

●身体全体がすっきりとして、気持ちが清々しい。

●口の中の腫れ、ヒリヒリはほとんど治る。

 

このプチ断食で出た症状などから、自分は相当に甘いものの影響が身体に残っていることを改めて気づかされました。

出産まで勤めていた職場は、女性ばかりだったためか、甘いものの差し入れがとても多く、本当に水のごとく、甘いものを食していました。胃腸が弱かったのも、冷え性だったのも、このことが大きく影響していただろうと今更ながら思います。※8

 

 

 

《9月》

●吹き出物はまだ治らず。

●しばらく出ていなかった、アトピーの軽い症状が右腕のひじ裏に出る。

●生理痛がほとんど無くなったことに気がつく。サラサラとしていて、期間も短い(7日、それまでは8日か9日)※9

 

人とのお付き合いなどで、外食が増える。

だいぶ甘いものはコントロールできるようになったのですが、外食などで食が乱れると、

たまに放棄したくなることがありました。

 

そんな時先生の言われる「妥協せよ、妥協せよ」※10の言葉を思い出し、せめて、今日は玄米を炊こう。

せめて今日はきんぴらだけでも作ろう。

小さい積み重ねで、何とか毎日、少しでもマクロのメニューを取り入れるようにしました。

 

「妥協せよ、妥協せよ」は疲れた時の自分に、力をくれる言葉でした。

 

いままで、いろんなことが長続きしませんでした。自分はそれを、自分が完璧主義だからと、中途半端なことは嫌だからと思っていました。でも、「妥協せよ」でわかりました。

今までの自分は、やるべきことを、途中で放り出していただけで、完璧の名の元に甘えていたのです。

だから「妥協せよ」は、温かい寛容を含みつつも、厳しさを裏に兼ねた教えだと感じました。

 

《10月》

     吹き出物、眉間を中心にまた広がる。

     右ひじ裏側の痒みが続く。

 

☆半断食を決行することにしました。

マクロにしてから、私には変化が見られるのですが、主人にはほとんど変化がありませんでした。朝のヨーグルトなどは止め、夜は一緒のメニューを食べますが、昼は外食であるため、変化が現れないのかもしれないと思いました。

また、お弁当の話を持ちかけると、お昼ご飯にどこへ行くか悩まないでいられて嬉しいと言うので、主人用に保温弁当箱を購入。とりあえず、3日間、1週間、10日間というように、気負わずにできる範囲でやっていくことにしました。

 

1日目

「おかずが少ないので物足りない。何かふりかけの様なものが欲しい」

と言われ、ごま塩作ってみました。初めてでしたが、とても美味しい。

もっと以前から作れば良かったと思いました。

娘も喜んで食べていました。

6日目

毎週土曜日だけは甘いものを食べても良い日にしていますが、甘いものではなく、お昼に自然食のカフェでご飯を食べることにしました。

玄米と黒米のご飯。かぼちゃ煮。キノコの和え物。ハリラスープ。グリル野菜、ごぼうのサラダ。ゴーヤの煮物。ごぼうとにんじんの酢で煮たもの。

8日目

●体重が減る

実は思ったよりも私には体調の変化が無く、お通じも普通か、あるいは少ないくらいでしたが、それでも体重が1.5キロほど減っていました。

2週目

仕事の関係で、私の断食は一旦お休み。夜はご飯とけんちん汁ですが、主人はお弁当も夜も続けていました。

とにかく物足りないので、ご飯をたくさん食べていました。

 

3週目

けんちん汁の味に飽きてしまったため、同じ具を使って別のおかずを作る。大根はふろふきに。豆腐は湯豆腐に。など。

 

どうにか終了。二人とも体重が減りました。

●その後、再び吹き出物がおでこに集中してできる

 

11月》

     右ひじ裏の痒みは続く

     吹き出物、ほっぺたに出るようになる。

     主人に初めて好転反応らしき症状が出る。(口内が腫れる。全身の痒み)

 

旅行などへ行き、食生活が乱れることが多くなった。吹き出物がなかなか治らず、気持ち的に疲れてしまっていました。

そんな時に、これまで、便通が良くなったくらいしか反応の無かった主人(※11)に、好転反応らしき症状が時折でるようになりました。

甘いものを食べた後に、口の中が腫れたりという反応も、以前は全くなかったので、嬉しくなり、また続けようという気持ちになりました。

 

12月》

     右肘裏の痒みは、消えたり出たりするようになる。

     吹き出物が大分落ち着いてくる。

     甘いものを食べた後に頭痛がするようになる。

 

娘が、ウンチの際にいつも泣きながら力んでいたため、七分つきのお米に変えてみたところ、泣くこともなく、スムーズに排泄することができるようになりました。※12

 

 

1月》

     朝ヨガを始める。

     洗顔後の肌のツッパリ、極度の乾燥が無くなる。

     右ひじ裏の痒みがほとんど無くなる。

 

気血動のお話しをうかがって、自分には動が全くもって足りないと思い、ヨガを朝始めたところ、少し出ていた吹き出物が急速に治り、その後ほとんど出なくなりました。また、お通じが今までで一番快調になりました。

 

2月》

     吹き出物がほとんど無くなる。

     右ひじ裏の痒みは、外食後など、食の乱れた後にひどくなる。

     生理の期間が6日間になる。

甘いものを食べた後に胃腸が久しぶりに痛くなる。

 

 

12月から2月にかけて、ウィルス性の胃腸炎や、風邪、インフルエンザ(たぶん。病院に行っていないのでわかりませんが)に、親子共々かかるのですが、玄米スープやクリーム、れんこん汁、大根湯などをとって、あまり食べずにとにかく休むことで、特に娘は高熱を出しても、翌日にはすっかり元気になるような快復を見せ、医者要らずの冬でした。

 

これまでの私は、1日の3分の1くらいを軽い腹痛を感じながら過ごしていました。それがこの一年ほどはほとんど感じることなくおりました。先日、久しぶりに胃腸の痛みを感じて、痛みが無く過ごせていたことのありがたさを痛感しました。

 

 

 

先日、88歳でお肉が大好きで、毎日のようにお肉を食べているという元気なピアニストの方というのをテレビで取材されていました。こんな方もおられるのだな。と、少しもやもやした気持ちを抱えた後の天与の分限のお話。

 

一人ひとり姿かたちの異なるように、天与の分限も異なること。

自分にとっての分限がどのような意味を持つのか、本当にわかるのにはまだまだ時間がかかると思います。そのピアニストの方のように、好きなものを好きなだけ食べても元気で、はつらつとしている方がいる一方で、自分のように、甘いものを食べればお腹を痛くし、肉や魚を食べれば体調を崩すような者がいて。もっと楽に生きていけたら良いのにと思うこともあります。※13

 

以前の自分は、いわゆる未病という状態でしょうか。高校生の頃から始まった痙攣性の腹痛や不眠は、病院に行っても何も問題はありませんと言われ、いっそ重症な病で、手術や何かをしなくてはならない病であった方がマシと思うくらい、どうして良いのかわからず、途方に暮れていました。仕事の忙しさも相まって、身体が次第に悲鳴をあげて、それが心に達しようとしていました。仕事を辞めて、子どもを授かって、少しずつ、本当に生きるという意味を考え始めた頃に、ハッピーマクロに出合い、岡田先生に出会ったことで、一番大切なのは、今在ることに感謝することだとわかりました。

 

子どもと一緒に毎日生きていられるだけでありがたい。たべものを大切にできる自分であることがありがたい。小さなたくさんの感謝が、今の自分を支えてくれています。

 

主人の病気も治ってはいませんが、以前はすぐに疲れたと口にしていたのが、最近はほとんど言わなくなり、思えば、アレルギー性の喘息発作は今年出ていませんでした。また、一番虚弱だったのですが、今年は彼が一番風邪などもひかず、元気に過ごせていました。

 

最後に。

龍の子太郎は小さい時に大好きだったお話しでした。(※13)そのお話しが、天与の分限という大切なテーマと重なることに不思議なご縁を感じました。そして、お話しを思い出すと共に、涙ながらに語られる先生の姿に自分もぽろぽろと涙が出てしまいました。こんな温かいところで学べていること。それ自体に感謝しました。そしてそれは、実際に身体の痛みなどを感じることが少なくなったり、睡眠がきちんと取れていることで、精神的に余裕ができたという実感があるからこそできるのだと思います。※14

 

 

 

 

 
 恭子から一言
 この方は、お子さんが小さいので、月一回を、一所懸命受講してくださいました。

教室に通う前から、マクロビオティックも実行していらっしゃるご様子で、いつも静かに質問する事もないので、

目立たない存在でしたが、(実は美しい方なので目立ちましたが)、こんなにも、私の伝えたい事をしっかり、受け取って

いてくださったことに、私こそが感謝!

※1
臭いおならは、排毒の一つです。
私は、8ヶ月くらい続きました。1m以内に人が寄ってくるのがこわいくらいだったことを憶えています。乳腺炎も排毒、好転反応だったと思います。

※2
だるい、眠い…
好転反応です。それも、陰性の食べ物を摂ってきた人に必ず出ます。
これを、私が主張するミネラル不全と誤解する人が多いですが、マクロビオティックをやりはじめて3週間から3ヶ月くらいから出ます。

この方は、同時に、吹き出物が長く続きました。この方の天与の分限(食の器、天から授かった一生にどれだけ食べていいかの分限)をはるかに超えた「甘いもの」を過去に食べてきたのでしょう。

※3
そばかすが濃くなる、お顔の肌が一時的に以前よりくすんで汚くなる…
などは、血液を玄米が大掃除をはじめて、血液中のヘドロ掃除をし始めた証拠です。ドブ掃除をすると一時的にうわあ〜とドブがきたなくなります。その時にいろいろな好転反応が現れ、その汚れが顔の肌にもでるのです。
私は、汚くなったお顔を見て、「ちゃんと、マクロビオティックの食事を守って実行しているな」と見ます。

順調に、肌が透き通るようにきれいになっていくのではないのです。一度ドブ掃除のときはむしろ汚くなり、掃除が終わると、肌が透き通るようにきれいになっていきます。

※4
これも、私がいつも言う、「一週間分の入れたものと出したものを記録して」と言っていることです。
自覚と違って意外に食べていたり、逆に思ったより食べていなかったり、の事実がわかるのです。

※5
甘いものは、もらったら直ぐに人にあげます。
「毒」を人にあげるのは、罪悪感がある、と悩んだ人がいましたが、その方達は買ってまで求めているので、いいのです。これも、「自分だけ仕合せになりなさい」です。
ただ、気をつけないといけないのは、お返しに又甘いものが来てしまうので、「甘いものは苦手で…」などと方便のウソを言っておかないといけません。そして、焼き海苔とかお花とか、自分の欲しいものをもらった時は、大袈裟に喜んで御礼を言いましょ。次からは、そうした物がきます。・・・

※6
断食の時に、だるい、は陰性反応なので、梅生番茶が良く効きます。
逆に、陽性毒(肉の食べ過ぎ)を持っている人は、林檎ジュースが効きます。
これは、自分で飲んでみたい方を、自分の身体に聞きながら試せば良いです。

※7
グルメのはしりの北大路魯山人も、最高のご馳走は「空腹」である、と言っています。
手をかけたものだからおいしい、のではなく、お腹がすいて食べるものはみなおいしい、の原点に飽食の現代人は、戻らないといけませんね。

※8
その通りです。胃弱も冷え性も原因は、「甘いもの」です。お試しアレ。

※9
女性は、自分が今、陰性か陽性かを、月経の周期と期間で、簡単に判断できます。
周期が理想の28日間、より長ければ、例えば、30日とか、陰性。
期間が理想の3〜5日間、より長ければ、例えば、1週間とかだらだらと10日間とか、だと、陰性。
これが、身体が陽性にさらに、中庸になってくると、教科書に出てくるように理想の型になります。
血液も、サラサラとしたものに変わります。


※10
「妥協せよ、妥協せよ」は、皆さん、心に残るようです。
「○○よりマシ」やらないよりはマシ、とも共通のことです。こころを明るく前向きにするマジックです。

※11
便通が良くなるくらいしか…
とんでもありません、便通が良くなったということは、水面下で、身体の中の大改革が始まっていると言う証拠なのです。水面上に現れるには、もう少し時間がかかります。

※12
とても良い判断です。小学生3年生以下のお子さんは、基本的に、分搗き米がいいです。時には白米でも良いです。そして、主食を主にすること、つまり、副食(おかず)が、ご飯(主食)を越えない事を守ってください。

※13
天与の分限、龍の子太郎のお話は、私の一番伝えたい話であり、食の基本になります。
この肉が大好きな88歳の人の話…

1、この方が育った頃の食事は現代の私たちと違って、粗食だったのではないでしょうか。AWさんのように、甘いものも毎日毎日食べてはいなかったのではないでしょうか。以前、ギネスブックに載った長命の「泉重千代」さんの好物は、「泡盛(焼酎)」でした。泡盛を飲んでいれば長命になるわけではありませんよね。本当のところは、何を一生食べてきたかは、もっと記録してみないと意外に分からないと思います。また、心の流し方の達人なのかもしれません。

2、「天与の分限」とは、天より与えられた私たちの一生の食の分限、の意味です。
それは、生まれながらに、違うのです。人それぞれなのです。肉いっぱい食べても大丈夫な人、ちょっとですぐに病気になってしまう人、それぞれ、生まれながらに違うのです。嘆いても仕方のないことなのです。お顔が皆違うように、違うのです。バラの花をうらやんでもどくだみの花は、バラにはなれません。でも、どの花も必ず花を咲かせられるのです。咲く花が違うだけで、また、咲く時期も違うだけで、必ず自分の花は咲かせられるのです。結構、バラの花も、どくだみの花をうらやんでいるかもしれませんよ。どくだみは、十薬(じゅうやく)と別名言われるほど薬効が高い花です。違う花をうらやんでも何の得にもなりません。それより、自分の花を悟り、その花で人のお役に立つように精一杯咲かす努力をしたほうが、健康に仕合せになれるのです。

※14
ここまで健康に変わるまでに、一年かかりました。
年単位でみないといけません、とは私が皆さんにいうことです。
これを、支えるのが私の教室の役目です。
好転反応もあり、挫折もあり、でも、マシになってきたでしょ、と自覚させるのも私のお手伝いです。
よく、がんばりましたね。